ほしの内科クリニック  
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糖尿病患者Tさん(男性)

現在は糖尿病による合併症で、糖尿病性腎症で人工透析をし、一級一種身体障害者です。閉塞性動脈硬化症のため右足膝下を切断され、義足でお過ごしです。以前別の病院で当時担当医であった星野先生と糖尿病教室でご自身の体験談をお話しされたこともあり、合併症と向き合いながらも積極的に啓蒙活動をされています。

 

ほしの内科クリニックは開業から2010年5月で3年になりますが、通っていていかがですか?魅力は何ですか?

星野先生の穏やかさと品格を感じます。それは僕だけじゃないですね。
先生は品が良くて穏やかですし、市民病院から突然いなくなられて、探している患者さんも結構いらっしゃいます。

先生はやっぱり真剣に話を聞いてくれます。忙しくて患者さんの顔も見ない先生もいる中で、先生はちゃんと問診に時間をかけてくれる。これはすごく大事ですよね。
皆さんも同じことを考えていると思います。

糖尿病の患者さんや自分が糖尿病であることを知らない方へ伝えたいことは何ですか?

糖尿病は、腎臓の機能が低下して、血中のクレアチニンという物質の数値が一定以上になるとどんどん悪化してしまいます。現在、透析導入が必要となる一番の要因は、糖尿病(糖尿病性腎症)だと言われています。

糖尿病は身体中の血管が詰まり、糖尿病が進むとそれによりいろいろな所、目、神経、腎臓などの小血管、心臓などの大血管が詰まり、大変な状態になります。合併症という言葉で片付けてはいけません。

この病気の一番致命的なことは自覚症状がないことです。胃が悪ければ食べるものをセーブしようと認識し行動しますが、糖尿病は糖尿病と分かったときには相当悪くなっていたり、失明してしまったりと、取り返しのつかない場合がほとんどです。病院の糖尿病教室で私が体験談を話させていただいたときも、私自身の足を見せないと事の重大さを解っていただけない、と思うくらい自分のこととして聞いていた方は少ないです。
そして、私の切った足を見せても、「ああ大変だな、でも自分はあんなには悪くない」という反応の方が多いです。私の体験談を聞いても、自分自身にあてはめて聞かないと意味がないのです。目が見えなくなったり、足を切ったら本当に元に戻らないということが先述のとおり分かります。

自分が糖尿病だということを知らない人、分かっても専門医(糖尿病学会で専門医の認定を受けた医師)ではない医療施設でいいと思っている人、痛みがないからそんなに悪くなっていると思っていない人がたくさんいます。
世の中の人は「糖尿病」と聞くと聞き流して終わる人がほとんどです。 自分には関係ないこととして、たとえ周りに糖尿病の人がいても、正しい知識もないまま「食事療法」と決めつけてしまう。
テレビなどのメディアでも、自覚症状がないから気をつけるよう、もっと発信してほしいですね。

糖尿病専門医、腎臓科医、眼科医、循環器科医の先生方と話してみて、自分の体験から、どういう方法を使ったら自覚のない患者さんが真剣に取り組んでくれて、これ以上悪くならないようにすることや、ある程度まで戻すことの重要さを訴えていくかを考えています。

いずれにしても糖尿病を正しく理解し、正しい食事療法、正しい運動療法、正しい自己管理、正しい(専門医による)医療の管理がとても重要で、どれ一つ欠けても不十分だと考える星野先生のような糖尿病の専門医(糖尿病学会の認定医)がもっと増えていってほしいですね。

星野和彦
2009年11月2日の歩こう会での星野院長

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