藤沢市の内科、糖尿病・甲状腺専門外来ほしの内科クリニック

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ほしの内科クリニック

インフルエンザ Q&A

2017年1月17日 火曜日 / カテゴリ:その他 院長の想い

ほしの内科クリニック院長の星野です。
あけましておめでとうございます。
本年も当院をどうぞよろしくお願いいたします。

今回のコラムは現在大流行中の
「インフルエンザ」についてです。
患者さんからよくいただくご質問に
Q&A方式でお答えします。
予防や万一かかってしまった場合の
参考にしてください。

<インフルエンザ Q&A>
【Q1】インフルエンザと風邪の違いは?
【A1】
インフルエンザも風邪もウィルス
によって引き起こされる感染症
ですが、
インフルエンザは風邪に比べて
感染力が強く、症状も重い事から
区別されています。
尚、普通の風邪の症状は、のどの痛み、
くしゃみや咳などが中心で、
熱も37~38度ほどであり、
全身症状を伴いません。

【Q2】インフルエンザの主な症状は?
【A2】
インフルエンザは38~39度程度の
突然の発熱、頭痛や悪寒、
全身のだるさ、筋肉痛や関節痛、
のどの痛みなどが主な症状であり、
全身症状を呈します。
また、高熱や食欲不振から
水分補給が不十分になりがちなので、
脱水症状にも注意が必要です。
お年寄りや体力が落ちている人、
慢性の病気を持っている人などでは、
症状も重くなりやすく、
肺炎を起こしやすくなります。
一方、子供では熱性けいれんや肺炎、
またまれに脳症を引き起こす
こともあります。

【Q3】インフルエンザの診断方法は?
【A3】
インフルエンザの診断は、
今では診療の現場で検査し、
すぐに結果を得ることが可能です。
検査方法は、
インフルエンザの疑いのある人の鼻
またはのどの粘膜を
綿棒で軽くこすって採取したものを
診断キットで検査します。
結果が出るまでの時間は
早ければ1分、遅くても10分程度です。
現在、インフルエンザには
治療薬があるので、
検査結果が素早く分かることは
大きなメリットです。
特に流行時期には症状のみだけでも、
70%が診断可能とされています。

【Q4】インフルエンザの検査は
   いつ行うのが良い?
【A4】
治療との関連から
発症後から48時間以内
インフルエンザ増殖時期に
検査する事が強く望まれます。
発症から24~48時間ぐらいに
ウィルス量がピークとなり、
検査の検出率も高くなりますが、
発症後間もない場合は、
患者さんによってはウィルス量が不十分で、
検査キットの検出限界以下となり
陰性となる場合があります。
尚、検査結果は万能ではなく、
流行時期と症状から
インフルエンザが強く疑われる場合には
治療を優先する事も必要です。

【Q5】インフルエンザの治療は
   どのように行われるのですか?
【A5】
症状や検査結果などから
インフルエンザと診断された場合、
インフルエンザの治療薬
(抗ウィルス薬)を処方
してもらいます。
内服薬(5日間)、注射薬(1日間)、
粉末状の吸入薬2種類(5日間又は
1回のみ)があり、
発症後48時間以内に
薬を始めることが重要です。
これにより、解熱時間の短縮に
効果が期待されます。
どの薬にするかは
主治医とよく相談して下さい。

【Q6】インフルエンザを予防する
ためにはどうすればよいですか?
【A6】
インフルエンザの予防には
ワクチンが有効です。
ワクチンを接種する事で
インフルエンザへの感染、
特に重症化を防ぐことが出来ます。
インフルエンザにかかった人が
咳やくしゃみをすると
ウィルスが細かい霧状となって
飛び散ります。
それを周りの人が吸い込むと、
のどや鼻に直接ウィルスがついて
感染を起こします。
ワクチンだけではなく、
毎日の暮らしの中で出来る事、
「手洗い」「うがい」「加湿」
「マスク」による予防を心掛けることが大切です。

【Q7】インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザにかかるのはなぜですか?
【A7】
インフルエンザワクチンは
その年に流行するであろうと
予想された成分が入っています。
実際に流行した
インフルエンザウィルスの種類と
ワクチンに含まれているウィルスの
種類が一致すれば
ワクチンの効果は期待できます。
しかし、インフルエンザウィルスは
突然変異を起こしやすく、
流行と完全に一致するワクチンを
製造することは難しく、
また、ワクチン接種の効果も
個人差があります。
現在のインフルエンザワクチンでは
発症を完全に防ぐことはできません。

【Q8】インフルエンザにかかったら学校や職場にはいつ行けますか?
【A8】
インフルエンザは
学校や職場において
流行を広げる可能性の高い感染症
の一つであり、
特に予防が必要とされる病気です。
熱が出た日の翌日から5日間
(熱が出た日から数え6日間)は休み、
さらに長引くようなら熱が下がってから
2日間を経過するまでは
学校や職場を休まなくてはなりません。
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いかがでしたでしょうか?
当院でもインフルエンザの
検査は可能です。
特に冬場は日常的に「手洗い」
「うがい」「加湿」「マスク」
による予防をしっかり行い、
万一、38~39度程度の突然の発熱、
頭痛や悪寒、全身のだるさ、
筋肉痛や関節痛、のどの痛みなどの
症状が出た場合には、
水分をしっかり取りつつ、
医療機関を受診されることを
おすすめします。

ご不安なことがあれば、
お気軽に当院までご連絡ください。

ほしの内科クリニック
院長 星野和彦

〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢2-1-18 山本ビル 1F
TEL:0466-29-0320/FAX:0466-29-0340
休診日:木・土午後・日・祝祭